ヌートバーの活躍がすごすぎて「ヌータニ」と言われるw【WBC2023】

新型コロナウィルスの影響で中止となったWBCが、6年ぶりに開幕。

日本は、2023年3月9日に東京ドームで中国を相手に開幕戦を迎えました。

サッカー日本代表の森保監督の始球式で幕を明けたこの試合、日本は大谷翔平に開幕投手を託します。

大谷は投げては4イニング無失点、打っては2点タイムリーツーベースを放ち勝利に貢献。

しかし、そんな日本の勝利の口火を切ったのは、この日1番に入ったヌートバーでした。

大谷が投げ、ヌートバーが全力疾走で助けた!

大谷が1回表をピシャリと抑え迎えた1回裏、1番のヌートバーが積極的に初球を打ちに行き先頭打者ヒットで出塁、日本に勢いをつけます。

4番の村上宗隆が四球を選び、押し出しで先制点のホームを踏んだのもヌートバーでした。

ヌートバーがいい流れを作り先制し、その流れに乗って大谷も好投を見せます。

そして好投の背景にはヌートバーのファインプレーがあったのです。

3回ワンアウトランナーなしで、中国の8番打者が打ち上げたセカンド・センター間の凡フライ。

セカンドの牧が届きそうになく、あわやポテンヒットかと思われたところを俊足を飛ばして滑り込んできたヌートバーがスライディングキャッチ。

打ち取った当たりでもヒットになると嫌な流れになるのですが、それを見事にアウトにしたヌートバーのファインプレーには、大谷も両手を上げて讃えました。

このヌートバーのプレーが、日本により勝利の流れを引き寄せたことは言うまでもありません。

ヌートバーってどんな選手?

父がアメリカ人、母が日本人というヌートバーは、カージナルス所属の現役メジャーリーガー。

2023年現在25歳のヌートバーは、右投げ左打ちで2021年にメジャーデビューを果たし、2022年にはレギュラーとして定着した目下売り出し中の外野手です。

外野はレフト、センター、ライトのどこでも守れるユーティリティ選手で、俊足・堅守・強肩と守備では既にメジャーでも屈指の実力者です。

打撃では、2022年シーズンは打率.228、本塁打14本、出塁率.340と、中距離ヒッターで本塁打も打てれば、きっちり四球を選んで出塁もできる優れた選球眼を持った期待の若手。

2022年のMLBで出塁率は平均を上回り、四球率は全体で6位とその選球眼の良さは折り紙付きなのです。

今回どうして日本チーム?

日系二世であるヌートバーですが、今回は日本代表として出場します。

WBCには、選手本人がその国の国籍を持っていなくとも両親のいずれかがその国の国籍であれば出場資格が得られるというルールがあり、それを可能にしたのです。

放送権を獲得したAmazonプライムのWBC特番では、日本代表の栗山監督がヌートバーを見出してオファーしたこと、日本人である母親が出場の背中を押したことも語られています。

同番組内で栗山監督は、ヌートバーを「中距離ヒッターでバランスがよく、あの若さでメジャーのレギュラーに駆け上がった。アメリカに勝つためには、アメリカでプレーしあれだけの数字を残したヌートバーが必要、大きな意味がある」と語り、期待をにじませました。

「WBC代表日本初の日系選手」誕生には、こんな背景があったのですね。

ヌートバーの成績は?

開幕戦ではファインプレーの他に、4打数2安打2四球盗塁1と大活躍のヌートバー。

続く第二戦(韓国戦)でも4打数2安打、ダイビングキャッチありの大活躍を見せ、現時点で打率は.500、出塁率は.636と非常にいい成績です。

「選球眼がよくきっちり四球を選べる」「四球率が高い」「出塁率が高い」という前評判通りの活躍を見せていますね。

ネットニュースでは「将来はメジャーを代表する選手に」という期待も見られました。

成績もさることながらすっかり日本チームに溶け込み、その存在が大きくなった感もありますね。

ヌートバーの活躍に対する海外の反応は?

これだけの活躍を見せたヌートバーに海外からも高い評価の声が上がります。

【ヌートバーへの海外の反応 ※一部抜粋】・ファインプレーの結果、日本での彼のユニフォーム売上が伸びるのでは?・侍ジャパンメンバーが、彼が所属するカージナルスに移籍したがるはず。・日本では、ヌートはもう大谷と同じくらい人気じゃないか・ヌータニ!・(大谷所属の)エンゼルス入り確定!

メジャーでもガッツと持ち前の明るさで注目され始めているヌートバーに、世界が注目し始めたかのような雰囲気さえ感じますね。

日本チームは、大谷翔平に次ぐ注目選手と言ってもいいでしょう。

2人合わせてなのか大谷のような活躍だからなのか、「ヌータニ」とはなんとも秀逸です。

サッカーではワールドカップで活躍してビッグクラブからオファーがくることもよくありますが、ヌートバーに関しても同じことが起こるのではないかとひそかに期待してしまいますね。

個人的には、ぜひ大谷の所属するエンゼルスに移籍してもらって、ピッチャー・大谷、センター・ヌートバーの「ヌータニ」縦ラインや1・2番コンビを見たいと思います。

まとめ

ただでさえ6年ぶりの開催で盛り上がるWBCですが、大谷とヌートバーという2人のメジャー選手のおかげでより盛り上がっていますね。

大谷もヌートバーも質の高いプレーは元より、プレーや佇まいから溢れ出す人間性や人柄の魅力が際立つ選手です。

強化試合では、どうしていいかわからず立ち尽くすヌートバーをチームの輪に引き入れた大谷の映像が話題を呼びましたが、開幕戦での活躍やファインプレーでまるで大谷にその恩を返したかのような印象もあるヌートバー。

大谷とヌートバーが、WBC日本代表の顔になりつつありますね。

日本のWBC優勝、大谷とヌートバーの活躍に、ますます期待が高まります。

参考1:https://news.yahoo.co.jp/articles/c5919074f7109261434cfeaf753f43f0e85940f0

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