野茂英雄がメジャーリーグへの扉を開いてから早二十数年。
その後イチロー、松井秀喜、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大をはじめとする日本屈指のプレーヤーがメジャーリーグに移籍し、大きな成功を収めてきました。
昭和時代には「日本野球はメジャーの足元にも及ばない」と言われたものでした。
しかし、こうした選手が日本の野球の質の高さを世界に見事に証明してくれましたね。
そんな流れを受けて2021、2022シーズンに大谷翔平がメジャーでも二刀流として大きな実績を上げ、べーブ・ルースの偉業を超えるなど世界的にも注目を集めていることは日本人として誇らしくもあります。
WBC2023が開幕！
新型コロナウィルスの影響で中止となった2020年のWBCから、実に6年ぶりに2023年3月9日にWBC（ワールドベースボールクラシック＝野球世界選手権）が開幕しました。
未曽有のパンデミックとなった新型コロナウィルスから世界が立ち上がろうとする今、
名プレーヤーがきっと世界を盛り上げてくれるはずです。
野球の力を感じたくて、ファンならずとも少し気持ちが昂りますね。
日本は2006年、2009年とWBCで世界一に輝き、2023年の今大会は大谷翔平を中心とする最強メンバーが集結、世界一奪還に燃えています。
大谷翔平性格良い！ニュースでの映像が話題に
バッターとしてもピッチャーとしても世界的に極めて高い評価を受ける大谷翔平。
実は、野球以外の部分でも評価が高いことはご存じでしょうか。
野球に対する真摯な姿勢や、温和な人柄などプレー以外にも何かと話題を集めています。
ニュース映像で見た大谷のチームメイトへの心遣いは非常に注目を集めましたね。
日本人とのハーフとして日本代表に名を連ねたヌートバー（セントルイスカージナルス所属）。
日本語が堪能ではなく日本の野球に接するのが今回初めてのヌートバーは、当たり前ですが日本の野球の慣習や行動がわかりません。
はじめて接する日本人プレーヤーに気を使ったり萎縮していることもあるでしょう。
ホームインして戻ってきた選手をたたえる場面では、どうしていいかわからず立ちすくんでしまいます。
すると、すかさず大谷が「ここは一緒に出迎えだよ、来なよ」というようなジェスチャーとともにヌートバーを選手の輪の中に引き入れました。
大谷自身も外国人としてメジャーに渡り他国の文化に戸惑ったり、チームに溶け込むことの大変さを経験したからでしょうか。
ヌートバーへの気配りに見る視野の広さや優しさ、その行動へのためらいのない姿は人間として素直に心を打たれました。
同じ参考サイトでは、もう一つ大谷のマインドを示すシーンが紹介されています。
整列するときに、ダルビッシュ有に列を譲ろうと気を使ってその場を離れようとした選手を引き留めます。
「キミも同じ日本代表だよ、堂々とそこにいればいいよ」という大谷のセリフが聞こえてきそうなシーンでした。
海外の反応は？
野球やサッカーでは日本のライバルとして激戦を繰り広げてきた韓国でも、大谷は非常に高い評価を受けているのです。
あるインターネット番組では、野球の盛んな韓国でも大谷翔平は大人気で「大谷が出るWBCが楽しみだね、見なければ」というほどの盛り上がりを見せているようです。
その表れでしょうか、ニュース映像に対して韓国の方々が大谷翔平を称賛しているコメントが多数掲載されています。
| 【韓国での大谷翔平へのコメント】・どうしてそんなに完璧なの。結婚して（結婚しては多数投稿あり）。・パーフェクト！・野球も上手で、性格もいい。・韓国で大谷は悪く言われたことがない、韓国のコミュニティでもそう感じるよ。・安心して見ていられるね。 |
過去の大谷翔平の「性格良い！」エピソードは？
前のパートでご覧いただいたように、大谷翔平には賛辞が止まりません。
そんな彼の良さやその根幹を感じるエピソードを見ていきましょう。
エピソード１
メジャーの試合中も、大谷人気は止まりませんがそんな理由が伺える話も紹介します。
彼は、日本から取材に来ている取材班を待たせつつ、自分の所に集まってきてサインをねだる子どもたちにサインを書いていました。
練習や試合のあとの疲れも見せず、ファンである少年に嫌な顔ひとつせず爽やかにサインをする姿勢が素晴らしいですね。
その昔、松井秀喜が巨人に入団するときに「子どもに夢を与える選手になりたい」と語り、ファンの前でネガティブな態度は一切取らなかったことで高い評価を受けていました。
この大谷のファン対応はそれに勝るとも劣らない素晴らしい行動ではないかと思います。
エピソード２
大谷翔平はファン以外にも真摯に接します。
彼の通訳である水原一平はメジャーに渡ってからの心の支えとして非常に大切な存在です。
冗談を言い合ったり、野球の話をしたりと年齢の近い水原はある意味、大谷の精神的支柱。
そんな彼が結婚したときには、大谷は新婚旅行のためのチケットをさりげなくプレゼントしたそうです。
誠実で真摯な人柄は、誰しもが見習うべきことです。
そんな二人だから、なのでしょう。
2021年に大谷がオールスターゲームに出場した際の、前日のレッドカーペットショーでは、大谷は水原を帯同し登場したのです（多くの選手や家族や配偶者を帯同）。
これは、水原への信頼と日頃の感謝の証なのかもしれませんね。
エピソード３
そんな性格も抜群の大谷翔平の根幹には、野球や人間性というものへの強い心と信念、誠実さや真摯な姿勢があるのではないでしょうか。
大谷が日本ハムに在籍していた当時楽天のコーチを務めていたデーブ大久保は、自身のYoutubeで「（当時）二十歳そこそこの大谷に教えられた」と語っていました。
既に強打者だった大谷はインコースの厳しい攻めや、集中力を削ぐための相手ベンチからの攻撃的なヤジを受けます。
それに対して、粗野な態度で応戦したりイライラしたりすることなく冷静に「そういう戦いじゃないですよね（野球の実力で勝負しましょう）」と言わんばかりの力強い眼差しで、じっとベンチのデーブ大久保を見つめたと言います。
デーブは「（その野球や人間性に懸ける）気迫はすごい、見習いたい」とも語りました。
野球に対して、生きることに対して、常に誠実で真剣。
信念に基づいて何事にも強い気持ちで真摯に向き合っている大谷翔平、それ故の性格や対応の良さがよくわかるエピソードではないでしょうか。
まとめ
ご紹介してきた通り、大谷翔平がプレーヤーとしてだけでなく人間として非常に素晴らしい男であることがおわかりいただけたと思います。
こういった大谷翔平の人間性を見習いつつWBCを、野球をこれからも楽しんでいきましょう。
■大谷選手関連の記事一覧
【WBC】大谷翔平のホームランを見たヌートバーの反応が話題に
大谷翔平は極小小学校から生まれたスーパースター【出身や経歴】岩手県奥州市（旧水沢市）を辿る
参考1：https://theqoo.net/square/2738458813
参考2：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E7%BF%94%E5%B9%B3（水原一平との親交）
参考3：https://the-ans.jp/news/264128/
参考4：https://www.youtube.com/watch?v=AQskNsE46Fo&list=WL&index=11&t=419s
（デーブ大久保チャンネル）
