仁藤夢乃さんが代表を務める一般社団法人Colabo(コラボ)という団体を知っていますか?
というか、この団体が今ものすごく炎上しているのですが、それがどうしてか、経緯を知っていますか?
今回は「colabo問題って最近聞くけど一体何がどうなって今の状態になった?」というのを時系列で追っていきたいと思います。
メインで追うべきなのは「暇空茜」さんという方です。
この方を中心に巻き起こったcolabo騒動。東京都も絡んできそうな展開になっていて、どんどん火が広がっていますので、しっかりとみていきましょう!
SNS上で大きな騒動となっているColabo事件(問題)についての、最新情報などをまとめましたのでぜひ一緒に見ていきましょう。
【大切】メインの登場人物2名を紹介【仁藤さんと暇空さん】
今回の問題の中心となっているのが団体の代表である仁藤さんと、暇空さんです。
一般社団法人Colaboは、虐待や性被害などを受けた少女たちの支援を行なっている団体です。
代表理事である仁藤夢乃さんが、2011年5月に学生団体『Colabo(コラボ)』を結成したことで活動がスタートし、新宿などで「バスカフェ」などを運営しています。
2013年に団体を一般社団法人化し、今に至ります。
仁藤夢乃さんは東京都町田市出身の方で、年齢は2023年2月現在で33歳です。
また対する暇空茜さんという方は
本名は水原清晃さんで、男性、年齢は40代だそう。ネットでは例え女性アイコンだったとしても中身が男性、ということは珍しくありませんね。
さて、この2人を中心に起こった今回の騒動なのですが、事の発端は仁藤さんのとあるTwitterの投稿でした。
最初に結論!時系列に超ざっくり解説
時系列にものすごくざっくり解説すると次の通りです。
2021年11月:仁藤さんが「温泉むすめ」に関するTwitterを投稿
2022年8月:暇空茜さんがColaboに関する調査を投稿
2022年11月:暇空茜さんが東京都に住民監査請求
2022年11月:仁藤さん弁護団がデマを指摘&訴訟
2022年12月〜他団体にまで問題が広がり一連の団体を示す言葉として「WBPC」と呼ばれる
2023年:4団体の疑惑が次々に浮上。赤い羽根共同募金にまで問題が波及し、JRとのコラボが無くなる。
この問題に関しては「何を追うか」を明確にしないと訳がわからなくなります。
今回は上記のざっくり時系列という流れでの解説になります。
【Colabo問題の始まり】仁藤さんのTwitter投稿とは?
こちらがその投稿です。
このツイートに対して反応したのが暇空さんだったのです。
暇空さんが反応した理由ですが、「温泉むすめが好きだったから」です。
好きなものを悪いように言われてしまう、というのは誰でも良い気はしませんよね。暇空さんもこのツイートで自分の好きな温泉むすめをこんな風に言われてしまった事でこの「Colabo問題」は始まりました。
この事件を一言で言い表すなら「会計不正問題」です。
暇空さんは仁藤さんのこの発言のあと、Colaboという団体について徹底的に調べ、その会計のおかしな点をnoteなどで指摘しました。
暇空さんの主張は、当初と変わっていなければ
Colaboこそが、若い女の子を「性被害や性搾取から救う」とうたって、「Colaboの下働き」や「共産党活動」できちんとした雇用関係を結ばずに労働力を搾取する団体だと思います。
https://note.com/hima_kuuhaku/n/n00f570ec7e51
というものです。利益が2億円弱出ていて、そのうち粗利が1.2億円という実態なので一見すると「経営者として仁藤さんは優秀なんじゃ・・・?」と思ってしまいますが、暇空さんはその会計のおかしな点をどんどんと指摘していきます。
以下主な「おかしな」ところです。
・活動報告書と実施報告書の差異
・生活保護の不正受給
・ホテル宿泊費・旅費交通費
・車両関連費
・会議費
・医療費
・通信運搬費
これらの項目において「過大請求」「二重請求」「不正会計」があったようです。
全て説明するとそれだけで1日が終わってしまいますので、「不正会計」に絞ってお伝えしたいと思います。
どんな不正会計があったの?
一番有名なのは「食費」です。
先ほど、colaboは新宿にて「バスカフェ」を運営していると言いました。ここではパン、弁当、その他レトルトの食品などを配布しています。その他、使用施設での食事などを「給食費」として計上しているのですが、その「給食費」が「396万円」となっていました。
給食は公式資料によると「1535食」提供したそうです。
それを1食当たりに直すと・・・
【約2,600円】になるそうです。
1食あたり2,600円、1日当たり8,000円弱ですね。
結構良い食事できそうな感じ、しませんか?
ここでもし「妥当だな」と思う食事が提供できているのであれば炎上騒ぎにはならなかったと思います。
しかし、実際に提供された食事を掲載している方の写真を見てみてると・・・
などなど、1食2,600円・・・?というようなツッコミがネット上で相次ぐ事態となりました。
さらに、ここで配布しているレトルト食品などはほとんどが寄付によるものであり、持ち帰り出来るトレイでの弁当は子ども食堂から提供されている大人300円のものだそう。
となるとこの400万円近い給食費は不正会計では?という指摘に繋がったというわけですね。
ホテル宿泊費をちょろまかしている?
colaboという団体は東京都からの支援を受けているため、その基準に従った運営をしているはずです。
その中で「宿泊支援費」として東京都が上限設定しているのは1泊1万円まで。colaboは300泊分の300万円を申請し、計上しています。
しかし、活動報告書をみてみると・・・?
こちらの「ホテル等」の項目が該当項目ですが、61名232泊とされています。
そこでネットからは「あとの68泊分はどこへ・・・?」
ということでここでも不正会計や過大請求が疑われているわけです。
その他にも、生活保護を不正に受給しているのでは?と疑われることがあったり、人件費として謎に1億円ほど積み立てられているということが責められたりしています。
現状、これらの問題については何も明確になっておらず、次の訴訟問題へと移っていきます。
仁藤さんや弁護団が提訴に踏み切る
Yahoo!ニュースでも取り上げられ大きな話題となったこちらです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf63cc52ddcd37c2869f54486189d59381e01c6f
先ほどまでの暇空さんからの指摘、例えば「生活保護の不正受給」そしてそれを受給するために「タコ部屋に住まわせてる」などの表現は事実無根のデマだとして弁護団が立ち上がりました。
また、仁藤さんの過去の発言について取り上げた「よろず〜ニュース」のことも提訴に踏み切るなど、ここからこの問題(事件)は激化していきます。
暇空さんも「住民監査請求」を出す
この弁護団による会見の前に、11月2日に暇空さんが住民監査請求を出しました。
これは何かというと「おい!ちゃんと会計してんのか?不正あるんちゃうの?!ちゃんとチェックしてみて?」という請求です。
この住民監査請求に関しても色々とあったので、こちらはこちらで絞って記事にしたいと思います。
ちなみにこの住民監査請求、いろいろあった挙句、2023年2月現在で結果は出ていません。
まだまだ双方が納得する形になるのは時間がかかりそうですね。
問題がさらに波及〜Colaboから「WBPC問題へ」
この問題はさらに拡大していきました。
ある時から暇空さんがWBPCという言葉を使うようになりました。
このWBPCというのが、東京都から委託事業として補助を受けている4つの団体の名称の頭文字を取ったものです。
文字の最初から順に
W・・・若草
B・・・BOND(ボンド)
P・・・PAPS(ぱっぷす)
C・・・Colabo(コラボ)
です。
この4団体それぞれに不正会計などの疑惑が持たれるような事態となってしまい、現在暇空さんはColaboだけじゃなくおの4団体をつついている状態です。
※ちなみに現在では暇空さんだけじゃなく他の方も会計上の整合性などを細かくチェックしており、色々な箇所からその結果(不正会計の疑惑等)が見られています。当記事では分かりやすく暇空さんを主として書いております。
そして疑惑の真偽については(2023年2月に執筆)現状まだ明らかではありませんので、今後団体や都からの発表を待ちたいところです。
しかし、「疑惑を持たれるという不信感」は4団体と関わりのある団体や企業も隠せないようで、
このように「距離を置く」団体や企業が出てきている現状です。
さらにあの有名団体への波及も・・・?
この問題は現在「赤い羽根」にも波及しています。
なんと若草との関わりを「消した」跡があると指摘されてしまったのです。
2021年4月に公開されていた助成事業一覧に「若草」があり、1,000万円の補助をした実績があったのですが、その項目が消えていたというのです。
ドキュメントのデータをみると「2022年11月」となっていたので、Colabo問題が少しずつWBPC問題へと変化している時という時に「修正した」ということが言えそうです。
参考記事:https://www.jijitsu.net/entry/akaihane-wakakusaproject-1000
この不信感からなのか、なんとあのJRが動く事態となりました。
赤い羽根共同募金のラッピング機関車は、JR貨物グループの全社員がさまざまなアイデアを実現することに挑戦する「C&C活動」の一環。同募金運動の周知に協力して社会貢献したいという社員提案を受け、昨年度2021年度から実施している。
https://news.railway-pressnet.com/archives/47709
参考記事:https://news.railway-pressnet.com/archives/47709
こちらのコラボをJRの広報は「(中央共同募金会から)ある団体への助成金について問題があるのではないかという一部報道があった。当社としても現在事実関係を確認しているところ」ということでコラボの中止に踏み切ったということです。
JRまでもを巻き込んだこの騒動。
まとめ
この1つのツイートから始まったこの問題。
どのように決着がついていくのか、注目していきたいと思います!
団体が正しく補助金を使っているのであればそれで問題ないと思いますので、「明朗会計」が見れる日を待ちましょう。
この問題の最悪の結果は、「最終的に本当に支援が必要な人たちが必要なだけの支援が受けられなくなる事」だと思います。
そのために「助成金とか補助金使っても全然良いから、不正とか悪い事しないでね!」という前提が必要で、そのための「明朗会計」だと思いますので、ただただ、隠れていることが明らかになり、必要な人に必要なだけの支援がきちんと行き届く世の中になっていってほしいと願うばかりです。