先日のWBCでも、まるでドラマのような活躍を見せたオオタニ翔平選手。
打って良し、投げて良しのまさに「二刀流」で、メジャーでもその存在感の大きさを見せつけています。
そんな、オオタニ翔平選手の強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?
今回は、オオタニ選手の食事にスポットを当てて、深掘りをしてみたいと思います。
オオタニ翔平の強さの秘密は「食事」にある?
野球選手は体が資本と言われています。
プロともなると、強い体を作るために人一倍食事には気を遣っていて、徹底的に食事を管理しています。
オオタニ選手は現在、管理栄養士・大前恵さんとサポート契約を結び、食や栄養を管理しています。
大前さんは日本にいるため、自炊するときは作った食事の写真を撮って大前さんに送ったりと工夫しながらやっているとのこと。
大前さんは「このチョコレートにはカフェインやカカオポリフェノールがどのくらい含まれているのか」「卵と牛乳のタンパク質の優劣を評価してください」など、オオタニ選手に質問されたそうです。
このことからも、いかにオオタニ選手が食事に気を付けているかわかりますよね。
シーズン中はクラブハウスから3食提供されるため、オオタニ選手はシーズンが始まると、球団の食事を食べています。
クラブハウスのメニューはバイキング形式で、様々な食事が置かれていて、その中から選手は好きなものを選んで、食べていくことになります。
やはり、アメリカ人のメジャーの選手はチキンやステーキなどの肉類ばかりを食べているそうです。
ところが、オオタニ選手は自分で栄養バランスを考えて、メニューを選んでいます。
一般的に20代の男性の1日の摂取カロリーは2300kcalくらいとされています。
しかし、オオタニ選手は運動量が多いシーズンの中で、体重を維持するために、その倍にあたる4500 kcalを摂取するよう心掛けているとのこと。
特に筋肉を作る元となるタンパク質には気をつけていて、豚ヒレ肉や鶏胸肉、鶏ささみ、魚介類など、糖質が少なくて、タンパク質が豊富な食材を食べるようにしています。
また、オオタニ選手は、
「1食につき3種類以上の主菜から、合計60g以上のタンパク質を摂取できるように調整している」と語っています。
キャンプ中は食事を自分で作らなくてはいけないため、栄養士に依頼して、異なる味付けの主菜を約100gずつ、約100個用意してもらい、食べるようにしています。
オオタニ選手の恵まれた肉体の秘密がわかったような気がしますね。
では、次にオオタニ選手の幼少期時代の食事を紹介していきましょう。
実は、小学生時代のオオタニ選手は大食いというわけではなく、小食な方だったといいます。
オオタニ選手の両親は「無理やりたくさん食べさせる」ということはせず、「家族で食事を楽しむ」という工夫で自然にたくさん食べさせるようにしたとのことです。
そのため、父親も仕事を早めに終わらせて、家族全員で食事を摂れるように協力したようです。
食事という、家族も協力しやすいところで、こんなアシストがあったんですね。
そのようなこともあり、オオタニ選手は高校までは食事について特に意識することなく過ごしました。
ただし、花巻東高校に入学すると、体を大きくするために意識的にたくさん食べるようになります。
朝食に丼3杯のご飯、夕食は丼7杯のご飯を食べ、3年間で20kgの増量に成功しました。
高校時代はご飯7杯以上、10杯食べることもあったそうです。
これは、必要なエネルギーは一般の人の2倍、1日の摂取カロリーは4000キロカロリーにも上ります。
オオタニ選手が希望したのは「高タンパク質、低脂質」の食事でした。
大前さんは
「肉や魚の部位、調理法、同じ卵でも“全卵”と“卵白”だけだと脂質が大きく違う」とアドバイス。
キャンプ中にチームで用意された食事は朝昼2食。
体づくりに欠かせないプロテインは、ケータリングや自炊で不足しがちになるビタミンやミネラルが豊富に含まれる「ホエイプロテインGP」に変更したといいます。
夕食には60gのたんぱく質が欲しいとオオタニ選手はきっぱり言います。
それをどんな料理にしたら摂取できるかなどを聞いたそうです。
牛ヒレ、豚モモ、鶏ムネ肉、ホタテ、エビなど100グラム中20グラム以上のタンパク質が摂取できて、脂質が10グラム以下のものを100グラムずつ調理しました。
毎日3種類300グラム、日本同様に、夕食でタンパク質を60グラム以上取ることができたそうです。
ダルビッシュが見たオオタニの食事とは?
WBCで優勝した侍ジャパンメンバーで、大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手が2023年3月28日にインスタグラムのストーリーズを更新しました。
ここで公開したゆで卵が3つ写った写真が、オオタニ翔平選手を意識したものではないかとインターネット上で話題になっています。
ダルビッシュ投手はインスタグラムのストーリーズに「おはようございます」とコメントしつつ、皿に乗ったゆで卵3つの写真を公開しました。この投稿にSNSでは、
「ダルビッシュがオオタニの食事取り入れてる」
「ダルビッシュほんまオオタニくんのこと好きやな」
「ダルビッシュさん早速ゆで卵3個食べててかわいい」
といった反響が集まりました。
報道によると、侍ジャパン最年少の高橋宏斗投手が3月27日放送の「キャッチ!」(中京テレビ)に出演した際、オオタニ選手のエピソードとして、「すごく卵を食べていた」と話していました。
ゆで卵を「毎回3つは食べていたと思います」とのこと。
侍ジャパンファンは今回のダルビッシュ投手のゆで卵3つが、オオタニ選手の食事を意識したものと思った様です。
一方、ダルビッシュ投手は約1時間後に再びストーリーズを更新し、容器にゆで卵が6つ入った写真を公開。
「ゆで卵は以前からよく食べてます」と泣き笑いの絵文字をつけ、「オオタニ匂わせ」説をやんわりと否定していました。
WBCに向けた食事はどんなものだった?
オオタニ選手といえば、日本ハム時代から選手と酒席を囲むことに消極的な“インドア派”として知られています。
自身のルーティンを崩してまで飲み歩くことを嫌い、誘われた相手が先輩であろうとキッパリ断るのが当たり前でした。
ところが、WBCでは少し違う動きを見せたのでした。
食生活に気を遣っている影響もあると思いますが、日本で過ごした今年のオフ期間、3か月で4回しか外食していないという話もあるほどインドア生活は健在でした。
相手も高校時代の友人といった気心知れた仲ばかりだったそうです。そんなオオタニ選手が今回、WBCでは後輩たちを引き連れて食事会をしたといいます。
メキシコ戦前の18日で、メンバーは山本由伸、村上宗隆、ヌートバー、宮城大弥、水原一平通訳。
場所はマイアミにある高級日本料理店で、食事をしながら米国対ベネズエラをテレビ観戦していたそうです。
練習後にはオオタニ選手が「由伸が連れて行ってほしいというので、しょうがなく行った感じです」と笑顔で明かしていました。
食事代はオオタニ選手のおごりだったとのこと。
外食に消極的なオオタニがそこまでするとは意外ですが、それだけ侍ジャパンは特別だったということでしょう。
厳密にはオフシーズンということもあるでしょうが、今回のWBCにかける思いがかなり強かったといえそうですね。
食事回数について
オオタニ翔平選手の1日の食事量は6回と言われています。
オオタニ翔平選手のような鋼の肉体を維持する為には相当な量の食事が必要という事がわかります。
高校時代は食事もトレーニングの一環として、白ご飯を朝に飯3杯、夜に7杯食べていたのだとか。その成果もあり、入学当初70キロ前後しか無かった体重が卒業する頃には85キロになったそうです。
高校時代から160km/hのストレートを投げられたのも食事により大きな体を作れた事が大きいようですね。
サプリメントについて
オオタニ翔平選手の愛用サプリメントは「SAVAS(ザバス)」です。
SAVASは株式会社明治のプロテインで、オオタニ翔平選手は株式会社明治に所属している管理栄養士の大前恵とサポート契約をしており、2015年にSAVASとアドバイザリー契約を結びました。
SAVASの意味は、株式会社明治の公式サイトによると、
『すべてのアスリートの「競技に挑む力とあふれ出る冒険心の源」であり続けたい』
との想いが込められています。
プロテインは基本的に水や牛乳などに混ぜて飲むのですが、味や食感の面で飲みにくいものが多いです。
しかし、SAVASのプロテインはココア味やバニラ味などがあって飲みやすいサプリメントとなっており、一般の方でも継続して飲みやすいサプリメントだと感じます。
飲みやすさとオオタニ翔平選手のCM効果もあって、SAVASのプロテインは国内生産、国内販売NO.1の実績を残しました。
オオタニ翔平選手がいったい何味のプロテインを飲んでいるのか気になりますが、私の予想だと甘いものが大好きなオオタニ翔平ですから、恐らくココア味かバニラ味を飲んでいるのではないかと思われます。
「サプリメントの摂取に対して想像以上の徹底振りに驚かされた」
「栄養士さん以上の知識があるかもしれない」
このように語るのは、日本ハムファイターズ時代のオオタニ翔平選手の同僚である増井選手と森本選手です。
二人の話によると、オオタニ翔平選手は
・常にサプリメントを摂取している。
・自分に足りないものを自覚していて、それをサプリメントで補っている。
・球団の寮で取る食事の場面だけでなく、同期会の場や食事以外の場でも細かくサプリメントを摂取していて、どのタイミングで何を摂取すればいいのか完璧に把握している。
・日々勉強しているので今なら栄養士より知識があるかもしれない。
とのこと。
この二人の会話から、オオタニ翔平選手は想像以上のサプリメントマニアであることがわかりますね。
プロのスポーツ選手でも、徹底が難しいことを愚直にやり続けられるオオタニ翔平選手の姿勢やプロセスに、今の結果がついてきているのだと実感させられました。
甘いルックスで女性からの人気が高いオオタニ翔平選手ですが、将来の奥さんは普段の食事や体調管理が大変そうですね。
どんなものを食べる?
オオタニ選手の場合は、1日に60gのたんぱく質をいかにして摂取するかということを考えていて、食事を楽しむというより栄養の摂取というような食生活だとのこと。
食事で摂取するカロリーは4000から4500キロカロリーを目安に摂取しているそうです。
更に一食当たりでの60gのタンパク質を摂るように意識していると語っています。
一般の成人男性が取る目安のカロリーが約2200キロカロリーと言われているので、その倍にあたるカロリーを摂取している事になります。
しかもオオタニ翔平選手は高タンパク、低脂質な食事でこのカロリーを摂取しますので、一般の人では到底食べきる事のできない量になりますね。
外食も嫌がるオオタニ翔平
オオタニ翔平選手は、食事に関するこんな名言を残しています。
「食事は験担ぎでは食べない。血液検査をして自分に合う食材、合わない食材によって決める。それは験担ぎではない。1%でもいい結果が出るように食べているものを決める。」
明日は勝つためにカツ丼を食べる!というような根拠のない験担ぎではなく、自分に合った食事でパフォーマンスを最大化させるという科学に実証された方法で食事を決めているということのようです。
まさに、プロ意識というやつですね。
エンゼル・スタジアムから車で20分のアーバインにある家賃50万円の一軒家に暮らしているというオオタニ選手。
ほとんど外出せず、“外出恐怖症”のようになっているといいます。
基本的に野球場と自宅(遠征先では宿泊所)の往復を繰り返すだけだそうで、ストイックな生活を送っているとのこと。
自宅でプレイステーションでゲームをするのが、唯一の趣味です。
通訳の水原さんや親しい選手仲間たちと、シューティングゲームをすることが多いそうです。腕前は“あまりかんばしくない”と笑っていましたが、これが、一番の息抜きになっているようです。
オオタニ翔平の食事がクリロナと酷似してると話題に?
クリスティアーノ・ロナウド選手とオオタニ選手の食生活がとても似ていると話題です。
どれくらい似ているのか比べてみましょう。
まずは、ロナウド選手の食生活です。
・油はココナッツオイルしか使わない。
・1日6食。
・基本的にチキン、魚、卵、子羊肉、サラダしか食べない。
・家族と食事をするときのみハンバーガーやデザートを食べる。
その他、「睡眠は90分を5セットとる」「コカ・コーラは飲まない」など、フィジカルにとことんこだわっていることがわかります。
次に、オオタニ選手の食生活です。
・血液検査の結果を見て、体に合わない食品は摂取しない。
・1日7食。サプリを3時間おきに摂取する。
・食事は栄養素でしか見ていない。
・トレーニングの前後は必ずプロテインと10種類以上のサプリを摂取する。
・外食はしない。
その他、「12時間睡眠」「極度のインドア派」などこちらもフィジカルへのこだわりは尋常ではありません。
このようなことから、二人の食生活や体調管理へのこだわりが似ていると言われているようです。
オオタニ翔平の機内食も話題に!
オオタニ選手がインスタグラムに投稿した機内食が話題になっています。
これまで、野球に関することばかりがアップされていたので、国内外のフォロワーからは、
「急にご飯の投稿はちょっと面白い」
「なにこの投稿!可愛すぎ」
「どした、どした?おしゃれな女子のような投稿」
と様々な反応が寄せられました。
ただ、アップされた機内食は、フランス料理のコースのようなもので、とてもオオタニ選手が満足できるような量には見えませんでした。
コメントには、
「大盛りのかつ丼とかカレーの方が喜びそう」
「見てると腹減ってくるな、量が少なすぎて」
「乗る前にラウンジで食いまくらないと腹減りそうだな」
など、オオタニ選手を気の毒がる声も寄せられていました。
食事1つで話題が絶えないオオタニ翔平!(まとめ)
今回は、オオタニ選手の食生活を掘り下げてみました。
やはり、メジャー級の活躍の裏には、徹底した食事へのこだわりが必須なようです。
また、食事一つにしてもこれだけ取り上げられるということで、オオタニ選手への注目度の高さがよくわかりました。